国保を下げるために、マイクロ法人(合同会社)を作りはじめた話(準備編)
2026年6月23日 公開
前回の記事で、「高すぎる国保をなんとかしたくて、農業とは別に小さな会社を作ることにした」という話を書きました。
あれから、いよいよ——実際に「会社」を作りはじめました。世間ではマイクロ法人と呼ばれている、小さな小さな会社です。
とはいえ、何から手をつければいいのか、さっぱり。そこで今回も、頼れる秘書(AI)に教えてもらいながら、一歩ずつ進めています。準備の途中ですが、つまずきも正直に書いていきます。
この記事でわかること
- 個人事業主の私が「合同会社」を選んだ理由
- 会社を作る前に決めた「5つのこと」
- 自分で会社を作るのに、何をそろえたか
「株式会社」じゃなく「合同会社」を選んだわけ
会社を作る、といっても、実は会社にもいくつか種類があります。よく選ばれるのは「株式会社」と「合同会社」の2つ。
正直に言うと、「株式会社の社長」って、ちょっと響きがいいですよね(笑)。一瞬ワクワクしました。
でも、私が作るのは、人前に大きく看板を出す会社ではありません。“発信”という小さな事業を、細く長く続けていくための会社です。だったら、見栄より中身。設立費用の安い「合同会社」を選びました。
| 株式会社 | 合同会社 | |
|---|---|---|
| 設立費用の目安 | 20万円ほど〜 | 約6万円 |
| 手続き・運営 | しっかりめ | シンプル |
| こんな人に | 大きく育てたい | 小さく長く |
合同会社なら、株式会社より十数万円も安い。スモールスタートには、ぴったりでした。
名前を決めるのに、いちばん悩んだ
会社の名前は、外に大きく出すつもりはありません。だから「何でもいい」はずなのに——いざ「初めての会社の名前」となると、これがなかなか決まらない。
秘書(AI)と一緒に、あれこれ案を出してみました。やわらかい和語で「ひだまり」「つむぎ」。元IT風に「コンパス」「ピボット」。価値観を込めて「まこと(誠)」なんてのも。
……うーん、どれも悪くないけど、いまひとつピンと来ない。試しにいくつかネットで検索してみると、似た名前の会社がすでにあったりして。
💡 名前のミニ知識
住所さえ違えば、同じ名前の会社でも基本つけられるそうです(有名な会社の名前はダメ)。でも、なんとなく人とかぶるのは嫌ですよね。
そんなこんなで最後に選んだのは——農業という「本業」を、もう一つそっと支える「柱」になってほしい。そんな意味を込めた名前でした。(具体的な名前は、ここではそっとしておきます。)
会社って、自分で作れるんだ
会社を作るって、てっきり専門家(司法書士さん)にお願いするものだと思っていました。ところが調べてみると、無料の「会社設立サービス」というものがあるんですね。知りませんでした。
必要な情報を入力していくと、むずかしい書類(定款など)が自動で出来上がる。これなら、プログラムは書けない私でも——元ITのはしくれとして——「自分でやってみよう」と思えました。
💡 ちょっとお得な仕組み
会社のルールを定めた「定款」という書類、紙で作ると4万円の印紙代(収入印紙という“税金”)がかかります。でもパソコンで作る「電子定款」にすると、これがまるごと不要に。4万円が浮くんです。
作る前に決めた「5つのこと」
会社を作るには、先に決めておくことがいくつかあります。秘書(AI)に整理してもらいながら、私はこれを決めました。
- 会社の形:合同会社(小さく長く続けるための器として)
- 名前:本業を支える、もう一つの「柱」になってほしい——そんな思いを込めた名前
- 何をする会社か:インターネットでの発信、広告、電子書籍など。※「農業」は、あえて入れません(農業とはまったく別の事業にしておくことが大事だからです)
- 会社の住所:自宅にしました(私の場合は山口県)
- 資本金:100万円(「自分への給料1年分+会社の維持費+少しの予備」というイメージ)
- 決算月:8月
最後の「決算月」だけ、少し説明させてください。会社には「決算」という、1年分のお金を締めてまとめる作業があります。3月や12月にする会社が多いそうですが、私はあえて「8月」にしました。理由は単純で、私が農家だからです。
もし3月決算にすると、その締め作業は4〜5月ごろ。ちょうど農園がいちばん忙しい収穫の真っ最中で、しかも自分の確定申告とも重なります。……想像しただけで、地獄です。
そろえた書類とハンコ
では、具体的に何を用意するのか。これも秘書(AI)に教わりながら、ひとつずつそろえていきます。
- 個人の「印鑑証明書」(市役所でとれます)と、個人の実印
- 会社のハンコ「代表社員之印」。ネットで数千円、数日で届くそうです。自分の会社のハンコ……と思うと、ちょっとワクワクします
- マイナンバーカード。さっきの「電子定款」の手続きに使います(これのおかげで、あの印紙代4万円が浮く)
- 資本金を入れるための、自分の銀行口座。会社の口座は“会社ができてから”でないと作れないので、まずは自分の口座に資本金を入れて、その記録を「ちゃんと払い込みましたよ」という証拠にします
「むずかしい書類をゼロから作る」というより、「言われたものを順番にそろえていく」という感じ。意外と、なんとかなりそうです。
……で、いま、ここ
ここまで準備を進めてきましたが、正直に言うと、まだ途中です。
会社を実際に立ち上げるのは、農園が落ち着く今年の夏から秋ごろの予定。そして8月には、お世話になっている税理士の先生にも相談するつもりです。ここが、最初の関所。社会保険のことや、家族の扱いについては、社労士の先生にも教わる予定です。
「自分が会社を作る」なんて、少し前の自分には、まるで別世界の話でした。でも、ひとつずつ調べて、秘書(AI)に助けてもらいながら進めてみると、素人の私でも「あれ、なんとかなるかも」と思えてきています。
うまくいったら——いや、つまずいたところも含めて、また正直に報告します。
※この記事は、私自身の体験と執筆時点の情報にもとづくものです。税金・社会保険・制度の取り扱いは人によって違い、年によっても変わります。サービスの料金や機能も変わります。実際に判断されるときは、必ず公式の情報を確認し、税理士・社会保険労務士などの専門家にご相談ください。
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